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ビジネス実務法務検定3級に独学3週間でゼロから合格する勉強法

仕事関連の資格を取得しているエイスキ(@eisuki19)です。

ビジネスをする上で、知らなかったでは済まされないのが法律。

また、弁護士などの専門家とのやり取りでも法律の知識があるとスムーズです。

この記事では、予備知識ゼロの私が、「ビジネス実務法務検定3級」に独学3週間で合格した勉強方法を紹介します。

ビジネス実務法務検定とは

通称"ビジ法"。法務部門だけでなく、営業や総務などあらゆる部署で必要となる知識が習得できる資格です。正しい法律の知識を身につけることで、トラブルを未然に回避し、自分の身を守ることができます。

 

ちなみに、公式サイトによると、3級のレベルは次の通り。

ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)

要は、知っているからと言って偉そうに言えるような知識レベルではなく、社会人として最低限の法律の知識を習得したという程度。

対象も「社会人全般および学生」とされています(2級は管理職(候補)におすすめらしい)。

 

恥ずかしい話ですが、実は2級の試験には落ちてしまいました…。
2級は、例年40〜50%の合格率なのですが、その年だけ20〜30%だったのですよね(言い訳)。
いずれリベンジします!

ビジネス実務法務検定3級の合格率、難易度

ビジネス実務法務検定3級の合格率は、平均60〜70%と比較的合格率が高い試験です(2021年第1シーズンに至っては87.3%!!)。

ただ、注意点として、毎年合格率にバラツキがありますので、難しい年でも合格できるように勉強しましょう。

ちなみに、簿記3級は、おおよそ50%の合格率です。ビジ法3級が、比較的合格率が高い資格であるとわかりますね。

出題形式と範囲

私が受験した際は会場へ集まって受験する集合型の「マークシート方式」でした。

ただ、コロナ禍により、集合型の試験はなくなったようです。

  • 受験者のPCを使用するIBT(Internet Based Test・インターネット経由での試験)
  • ・テストセンターで受けるCBT(Computer Based Testing)
    ※CBTは2021年度~2023 年度に限り、2022年度以降は見直しの場合あり

集合型のマークシート方式より便利!

 

・制限時間:90分
・100点満点中、70点以上で合格
・合格者には「ビジネス法務リーダー®」の称号が与えられる

 

公式サイトによると3級(2021年度)の出題範囲は次の8項目から構成されています。

1. ビジネス実務法務の法体系
2. 企業取引の法務
3. 債権の管理と回収
4. 企業財産の管理と法律
5. 企業活動に関する法規制
6. 企業と会社のしくみ
7. 企業と従業員の関係
8. ビジネスに関連する家族法

うわ、難しそう…

と思うかもしれませんが、私も知識ゼロからから3週間で合格していますので安心してください。

使用テキスト(参考書)、問題集

購入したのは、公式テキスト、公式問題集、そして一問一答式の問題集の合計3冊です。使用順に紹介します。

※最新の年度のものか、3級の教材か必ずAmazon楽天で確認してから購入ください

①公式テキスト

まず、試験範囲を理解するため、公式テキストの通読から始めます。

 

特に、私のように知識ゼロからスタートする場合、まずテキスト全体をさらーっと読むのが良いです。

どの資格試験でも同じですが、最初のテキストの通読は、決して細かいところまで理解・暗記しようとせず、とにかく1周読み切ることが大切です。

 

通勤電車の中と昼休みで、毎日1時間ずつ読み進め、1週間程度で読了しました。

 

この資格の勉強で一番辛かったのは、この公式テキストの通読(眠気との戦い…)でしたので、乗り切ることができれば、合格に近づけますよ。

②TACの一問一答

当初、購入する予定がなかったのですが、公式テキストの後に公式問題集を開いても、情報が頭に入る気がしなかったので、試験2週間前に急きょ購入した1冊です。

 

試験問題は、2択問題30問、4択問題20問の出題で出題されます(全て2点の配点)。

(私の受験時は「正誤問題、空欄補充問題、4択問題」の3種類でした)

 

この2択問題と4択問題は、実質的に正誤問題ですので、現行の試験形式でも1問1問の問題集は役に立つと思います。

 

  • 1周目:間違えた問題と、回答に自信がない問題にチェックをしておく。
  • 2周目:1周目にチェックした問題だけを解き、同じようにチェックしておく。
  • 3周目:2周目のチェックが残った問題だけを解く、〇×だけでなく回答の根拠まで示せるようにする。解けない問題はページの角を折り曲げて後で読み返す。

1周目は、覚えることが多く、最も負荷が重いですが、ここを乗り切ると、知識が身についていることが実感できるため、とても勉強が楽しくなります。

テキストの通読より楽しいのと、勉強に慣れてきたら勉強のペースを1日2時間に上げていきましょう。

 

3周目でも解けなかった問題は、自分の弱点ですので、試験前日・当日に重点的に取り組みます。

 

私の場合、10日で3周完了することができました。

試験勉強ではこの「繰り返し」が本当に重要です!

③公式問題集

最後の仕上げに必要なのが、この公式問題集です。

先に紹介した一問一答式の問題集をほぼ仕上げたのが試験の3日前。

これで対策は完璧と思っていたようですが、念のため公式問題集を開くと、見慣れない問題形式が・・・

そうです。一問一答式の問題集では、語句選択問題の対策ができていないということに気づいたのです。(※iBT試験へ移行後は語句選択問題は出題されないようです

 

やはり、実際の問題形式通りに構成されている公式問題集を解いておくことはとても重要です。

 

基本的な知識は一問一答式を仕上げた時点でほぼ身についていますので、2日程度で公式問題集は1周できるはずです。

 

ここでも同じく、自分が間違えた問題をチェックしておき、時間があれば解けるまで繰り返し、試験前に必ず見返しましょう。

勉強スケジュール、勉強時間

使用テキスト、問題集の紹介で触れてしまいましたが、3週間で合格するスケジュールを改めて紹介します。

  • 第1週目:公式テキストの通読(ポイントは深入りしないこと)
  • 第2週目:一問一答式問題集(1周するのに約1週間かかります)
  • 第3週目:一問一答式問題集(3日で2、3周目)と公式問題集(3日)
  • 試験前日:2冊の問題集のうち、ページの角が折られた問題(自分の弱点)だけを重点的に繰り返し
  • 試験当日:最後の復習(弱点の確認)

これでビジネス実務法務検定3級に合格ができるはずです!

総勉強時間は、約30時間でした。

 内訳:前半10日間×1時間=10時間

    後半10日間×2時間=20時間

 

ネットで調べると、合格には60時間必要と言われていますので、半分の30時間で合格できたのは効率的に学習できたのでしょう。