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【ITパスポートの難易度と勉強時間】素人でも30時間で合格した独学勉強法

仕事関連の資格を取得しているエイスキ(@eisuki19)です。

この記事では、IT業界未経験(素人)でも国家試験「ITパスポート」に30時間の勉強時間で合格した方法を紹介します。

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構IPA)が実施者である、ITに関する「基本的な」知識を測る「国家試験」です。「iパス」とも呼ばれます。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

具体的には、経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般に関する知識をはじめ、セキュリティ、ネットワークなどのITの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。

ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。
iパスは、2009年の開始以来、累計応募者数が69万人以上となり、社会人から学生まで幅広い層から支持されています。
企業では、社員の人材育成に幅広く活用されており、採用活動におけるエントリーシートへの記入を求める動きが広がるなど、多くの企業で積極的に活用されています。
大学や高校では、iパスのシラバスに沿った授業を行う学校もあり、合格支援のため対策講座を開設する学校も増えています。

【ITパスポート試験】iパスとは

 

試験時間は120分、四肢択一式の問題が100問出題され、1000点満点中600点をとれば合格です。

 

出題分野は、

「ストラテジ系(経営全般):35問程度」

「マネジメント系(IT管理):20問程度」

「テクノロジ系(IT技術):45問程度」

の3分野に分かれ、各分野で3割以上とる必要もあります。

 

私は810点/1000点と余裕を持って合格できました。

ITパスポート試験の難易度は?

IPAが実施する情報処理技術者試験の中でも「最も簡単な」試験に分類されています。
あくまで、ITを「利用する側」を対象とした試験です。

それでも、合格率は50%前後ですので、対策をしないと合格できない試験でしょう。
特にIT素人の受験者は、覚える用語がかなり多いですので、時間がかかります。

ITパスポート合格に必要な勉強時間

必要な勉強時間は、普段からパソコンを使っている人で、「100時間」が目安と言われています。
1日3時間勉強して勉強しても1カ月はかかる計算ですね。

それに対して、私は約30時間で合格できました。余裕を持って合格できたことを考えると効率の良い勉強ができたと思います。

では、具体的な勉強法について紹介して紹介していきましょう。

30時間でITパスポートに合格した独学勉強方法

インプット(参考書を読む)で15時間、アウトプット(問題演習)で15時間のバランスで勉強しました。

インプット(参考書)の勉強法:15時間

インプットで使った参考書はこちらです。

イラストや図が多用されていて、IT素人にもわかりやすい構成になっていています。
まずは、この参考書で、全体的なイメージをつかみ、試験のハードルをさげましょう。


この参考書は、1日1時間、大体2週間かけて1度通読すれば十分です。

ポイントは決してすべて理解をしようとしないこと、サラッと読み切ることです。

完璧に理解しようとすると挫折します

インプットの勉強は、この参考書だけですので、とてもシンプルですね。 ここで約15時間かけました。

もし、他の参考書が良いのであれば、次のどちらかが候補です。

 

Amazonで中身を覗き見できますので、好みで選びましょう

アウトプット(問題集)の勉強法:15時間

問題形式の演習(アウトプット)は、市販の問題集は使わず、こちらのサイト(無料)を使いました。

ITパスポート過去問道場|ITパスポート試験ドットコム

ITパスポート試験の過去問がランダムに出題される「無料の」サイトです。

IDとパスワードも登録すると、自分の学習履歴が蓄積され、正答率も表示できるので、苦手分野を重点的に勉強したり、間違えた問題の復習もできます。

 

通勤電車や昼休みなどの細切れ時間に、スマホで少しずつこのサイトで勉強していきます。

サイトの表示によると約870分(約15時間)の勉強をこのサイトで行い、650問回答して、正答率は72%程度でした。

 

本番では80%を超える正答率(810点/1000点)でしたが、このサイトでの勉強時は、計算問題の正答率が低かったためです。

通勤電車で、紙とペンを使う勉強は難しく、苦手な暗算で解いたからかも(本番の試験では紙とシャープペンシルが与えられますので安心してください)。

 

先ほどのサイトでは、計算問題を出題しないように設定もできますが、どのような問題が出題されるか傾向をつかみ、解説を見て解き方を理解するほうが良いです。

 

試験本番では全体で60%正答できれば合格となりますので、過去問で70~80%の正答率となるまで勉強を繰り返します。

3分野それぞれ3割以上の点数をとる必要もありますので、苦手な分野がある場合は、重点的に過去問を解いていきましょう。

どうしても「紙の問題集が良い」という場合はこちらをどうぞ。

ITパスポートの難しさは?

この試験は、比較的簡単な試験です。しっかり対策すれば十分合格できます。

 

ただ、CBT(Computer Based Testing)形式での受験が可能で、都市部では毎週のように開催している試験場もあります。

このため、いつでも受けることができる分、試験を先延ばしにしてしまいがちです。

実は、試験の申込みが一番のハードルです。

 

このため、受験しようと決めたら、とりあえず参考書を買って、1カ月先の試験に申し込んでしまうことがお勧めです。

そこから、参考書を読み始め、過去問演習で安心できる正答率になるまで問題を解きまくれば良いのです。

【ITパスポート試験】受験申込み

IT知識は身につくか

ここまで、ITパスポート試験に合格するための勉強法を紹介してきました。

果たして、ITの知識は身についたのでしょうか? 残念ながら、「あまり自信がない」です。

 

この試験に合格することは、難しいことではないですが、IT知識を身につけるために十分とは言えないです。

極端にいえば、試験に合格するためには、参考書を買う必要すらないです。

 

ですが、せっかく受験料を払って試験を受けるのであれば、体系的に勉強してITの知識を知識を身につけるためにも、試験後にも参考書を通読することをオススメします。